『2050年 衝撃の未来予想(苫米地英人著)』は期待はずれな内容?

書評

さて『すべてを可能にする数学脳のつくり方』に続いて『2050年 衝撃の未来予想(苫米地英人著)』という本も買って読んでみました。

未来予想みたいな本は多くの人が興味がある内容ではないでしょうか?

ただ個人的には期待はずれな部分も多かった本でした。

スポンサーリンク

『2050年 衝撃の未来予想(苫米地英人著)』は何が期待はずれなのか?

こういった本に期待するところというのは未来のテクノロジーがどうなるのか?未来の社会はどんなに便利になっているのか?という疑問に答えてほしいということではないでしょうか。

この本もそういった疑問に答えている部分は確かにありますし、具体的に突っ込んで書かれている部分もあると言えます。

しかし、読み進めるに従って著者の興味関心は政治的な内容に力点が置かれていて、何か違うなと読んでいて思いました。

内容が違うということではなく、こちらの興味関心はそっちじゃないなという印象。

自分としては別に政治的に未来がどうなるのかを知りたくてこの本を買った訳ではありませんでした。

政治的な未来予測に興味があるという方はこの本を買って良かったと思えるかもしれません。

自分としては具体的なテクノロジーの話を知りたかったかなというところです。まあそれも含めて本に書かれていると言われればそうなのですが…。

ここで言う政治的な内容とは?

ここで言う政治的な内容とは例えば「金融資本家」や「サイバー独立国」や「資本主義の未来」などといった内容です。

こういった内容は実に政治的な内容と言えるでしょう。

逆に具体的なテクノロジーというのは例えば「ガンが治る」とか「空を飛ぶ車の実用化」といった内容でしょう。

この本はそういった内容中心ではなく、意外と政治的な内容に力点が置かれていて肩透かしを食らう可能性はあります。

率直な感想としては…

正直この本を読んでみて私は楽しい気分にはなれませんでした。

やはり未来はAIが多くの仕事をして人間社会は更に格差が拡大されていくという予測になっています。

ハッキリ言えば一般庶民にとっては余り嬉しくない未来が待っていて、相当何かを頑張らないと未来は暗いような感じです(苦笑)。

現状から見るとこの本に書かれている内容は「飛躍した内容」に思える人も多いと思います。しかし現実問題、様々な技術の進歩のスピード感は加速しており、ほとんどの人はすでに置いていかれていると思います。

例えば著者の苫米地英人氏が「ブロックチェーン技術は古い技術だ」と言っても我々はその真意を理解できないし、ブロックチェーン技術自体を理解できていない人がほとんどでしょう。何となく仮想通貨が最近できたみたいな認識。

ですからほとんどの人は今という時代に付いて行けていないと思われます。もっと言えば技術についてのウンチクを語れるとしても、ブロックチェーンを作れるのかと言われると無理でしょう。結局受け手であり、時代に翻弄される側なのです。

ですからいかに未来予測を知ったとしても一般庶民にとっては明るい未来は描けないなという感じがしたのです。

『2050年 衝撃の未来予想(苫米地英人著)』を読むべき人とは?

『2050年 衝撃の未来予想(苫米地英人著)』を読むべき人とはどんな人か?

これは自分が搾取される側にならない、エリート側になれる或いはエリートに対抗する人間なんだという強い意思がある人でしょう(笑)。

あとは陰謀論的なものに興味がある方にはまあまあ面白い内容かもしれません。そういう人でもこういう見方もあるかもしれないね、という感じに思える内容ではないかと。

陰謀論からすると物足りない内容かもしれないですが、一部の陰謀論のような突飛でぶっ飛んでいる内容ではありません。これは陰謀論ではないですし現実的な内容になっています。

ただ陰謀論にハマりすぎていて補正した方が良い人にとってはオルタナティブな選択肢として読んでおいた方が良いかもしれません(苦笑)。

おすすめ度…★★★(5点満点)