よく「やりたいことをやれ」といろんな人が言います。
特に成功者?みたいな人は若い人に「やりたいことをやれ」そうすると成功するぞって。
しかしそれでもほとんどの人はやりたいこと??それって具体的に何だろうか?と考えても考えても出てこないようです。
堀江貴文によるやりたいこととは?
堀江貴文さんのゼロという本の引用ですが、
そしてもうひとつが「僕はやりたいことがなく、就きたい仕事がありません。この先どうしたらいいでしょう?」という消極的な学生だ。
やりたいことがない。就きたい仕事が見当たらない。はたして、その人は本当に「やりたいことがない」のだろうか? 僕はこんなふうに訊ねる。
「きみ、好きな女優さんはいる?」
「ええっ? まあ……新垣結衣さんとか」
「なるほど、ガッキーが好きなのね。じゃあさ、ガッキーと会ってみたいと思わない?」
「それは、会いたいです」
「じゃあ、どうやったら会えるようになるだろう? たとえばガッキーと共演できるような俳優さんになるとか、ガッキー主演の映画を撮る監督さんになるとか、いろんな道があるよね。それができたら幸せだと思うでしょ?」
「え、ええ。でも僕にはとても……」
「ほら、きみだって『やりたいことがない』わけじゃないんだ。問題は『できっこない』と決めつけて、自分の可能性にフタをしていることなんだよ。別に俳優さんになれとは言わないけど、ちょっと意識を変えてみたらどうかな?」
ちょっと引用が長くなりましたが、やりたいことが分からないという学生に対してガッキーに会いたくないか?と聞いてるんですね。
堀江さんは分かりやすい例としてそういう風に聞いているんだと思うんですが、実際にはこういう聞き方しかやりたいことって出てこないと思います。
ガッキーに会いたくなるのはテレビ見すぎ
君、ガッキーに会いたくねえの?とか言われてもガッキーを知らない人は会いたいとも会いたくないとも思いませんよね。
結局「ガッキーに会いたい」という欲求というか欲望とはテレビが作ったものです。
またみんながガッキーが好きだと言っているし、ガッキーは美人だ、カワイイだから会いたいというだけなんですね。
だからやりたいことがないという人はメディアが作った幻想に左右されていない人であるとも言えるでしょう。
あとはテレビ見てない人ですよね。あんの見なきゃ影響は一切されないですし、堀江さんはきっとテレビ大好きなんですよ。だからテレビにも出てるようですし。
欲望とは他人の欲望である
こういうことを言った人は誰だったか忘れちゃいましたが(※ヘーゲルのようです)、ただ欲望とは他人の欲望であるというのは真実だと思います。
要するに誰かが良いって言ってるから良いんですよ(笑)。
例えば「IT企業の社長になりたい」というのは社会が作った幻想みたいなものです。テレビで堀江さんみたいな人が出てきて金回りが良い、好きなことやってるみたいなイメージを垂れ流しにした結果、「オレもなりたい」というようになります。
そういうのに全く影響を受けない人はやっぱりやりたいことがないということになりがちです。
他人に感化されやすい人はやりたいことが多い傾向にあります。
一方、他人やメディアなどに余り関心がない人はやりたいことが見つかりづらいです。
でも私はこれはこれで健全だと思います。今メディアというかテレビをつけると芸人がどうのこうのと四六時中やってるようでテレビつける気力も起きません。
頭がおかしくなるほど低品質な放送をしているテレビなどに影響を受けて「やりたいこと」を見つけるのは止めた方が良いです。またテレビを見ている人達に囲まれてそういう人たちが良いと思うことから影響を受けて「やりたいこと」を見つけてもろくな結果にはならないでしょう。
無理にやりたいことを見つける必要はないです
私が思うにありきたりかもしれませんが、今すぐに「やりたいこと」を見つける必要性があるのかと思います。
もしもあなたが就職で悩んでいるならできるだけ条件が良いホワイト寄りの職場を見つけることをおすすめします。特にいま夢もないのに急に就職説明会みたいなものに感化されて変なブラック企業で頑張ろうとかしても続きませんよ。
また「やりたいこと」が見つからないので悩んでしまうというのはありがちかもしれません。
しかしこれは無いものはないのですから焦らない方が良いです。急には出てこないですし無理に探しても変なことになりがちですから、やることがなくて暇だな~、やりがいがないな毎日~とか思ったとしてもじっくり自分のやりたいことを探した方が良いと思います。
やりたいことは急には見つからない それが普通
以上です。