オリーブの木は陰謀論なのか?を検証する※黒川敦彦について

人物評

最近オリーブの木とか聞きますが何と埼玉の地方選挙で議席を取りました。You Tubeもやけに伸びているようです。

今年の参議院選挙から国政にも挑戦していて本気度は高いです。

ただ世間ではオリーブの木ってどう言われているのかといえば陰謀論という評価じゃないでしょうか。

「どっかで聞いたことがあるような陰謀論」という評価が一番正しいかもしれません。

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オリーブの木は陰謀論なのか?を検証する

結論から言えばオリーブの木・黒川敦彦氏はまあどっかから陰謀論を聞いてきて言っているだけというのが真相ですね。

ただ思った以上に受けている感じがするのです。ここが一番のポイントでしょう。

やっぱりネット選挙の時代はオルタナティブ(もう一つの世界、選択肢)が受けるんじゃないかなって強く思いましたね。

ただ内容的には今ひとつです。陰謀論が練りきれていないというか、やっぱりどっかで聞いたことがある内容になっています😫

反発は受けるかもしれませんが黒川敦彦氏の言ってることがおかしいので何がおかしいのか言っていきましょうか??(本当はあんまり乗り気じゃない

金融資産課税と政府通貨。~の動画のおかしいところ

そうですね~大体おかしいなって思うんですが😅、

①MMTは駄目!政府紙幣は良い!

まずMMTで国債を出して積極財政政策をするのは制御不能になるので辞めた方が良いという世に言うハイパーインフレ論みたいな批判です。それは駄目で政府紙幣は良いと黒川氏は言っています。

これは一緒ですね。リフレでも似たようなことがありました。

MMTの人が何と思うのかは分かりませんが、MMTというのは国債を出して国の財源を捻出しようという財源論であります。国債を買うのは中央銀行か今なら民間銀行でもどっちでもいいのかなと思われます。

とにかく国が借金をしてマネーを市場に出すということになります。

そして政府紙幣はいろいろな方法がありますが例えば政府が紙幣を印刷して政府紙幣を出すということが一般的なのかもしれません(なのかもというのは今ほぼそういう国家が無いからです)。

お金が市場に出ることでインフレ率が高まる

何が問題なのかと言えば国債でも政府紙幣でも市場に出せばインフレ率は高まります。

市場にお金が出るのでこれによって国民にもお金が若干行き渡るでしょうから景気も良くなるでしょう。

ですから政府紙幣でもインフレ率が制御できなくなる可能性があります。つまり積極財政(国債)と政府紙幣って同じことなんですね。国の借金が増えるなら中央銀行が直受けしたら良いだけです。そうすると政府紙幣だろうが国債発行だろうが同じ通貨発行となります。

ただこれを放漫経営の政府がやればどちらも制御できなくなるインフレになる可能性があるのは当然です。

黒川氏は同じことなのに政府紙幣はポジティブだと言っていますがこれは間違いです。

仕組みと言ってもとても簡単なものですからこれを理解できていないということは陰謀論経由でこういう話を見聞きして言ってるだけなんだろうなって思わざるを得ません。

日銀は民間銀行だから、ディープステートが操っている?

次に日本銀行は民間銀行で株主に操られている風のことを言いたそうでしたが日銀の株主は半分以上は日本政府です。

日本銀行の資本金は1億円です。その55%が政府から、45%が民間からの出資です(日本銀行法第8条)。

日本銀行より

ここから日本銀行は株主のために仕事していて日本のためにやっていないと言う話になっています。ここもスピ系の人達に受けそうな話なんですが、まー根拠がまったくない話ですね。

FRB(アメリカの中央銀行制度)は当初は10の民間銀行が100%株主で、今もアメリカ政府は株主じゃないんですね。ですから日銀とは別の話になって来るかもしれませんね。

しかし日本銀行は違うんで日本政府の子会社ですから財布も同じと考えていいです。議決権は日本国ということで良いでしょうね。それでも「裏からディープステートが命令している」とか言いたいのであればこれは根拠を示さないと駄目なヤツでしょう汗。

黒川氏はマジでそういうことを言い切ってる人で45%の民間の株主が何かやってるような感じのことを言っています。でも証拠なんて無い話なんですね。こういうのをYou Tubeでやるのは構わないですが政治を本気でやっていくのであれば、今後この手の話は全て撤回する羽目になるでしょう。

You Tubeでチャンネル桜をやっているオッサンが何でもディープステートのせいにするという頭がおかしい放送をやっているんですがYou Tubeだけでやっている分には問題ないかと思います。

ただ繰り返しになりますが政治を真面目にやるならこういうのは根拠を示せないので、状況証拠があるとか言っても相手にされないので厳しいでしょう。

お金を公共化すると格差拡大是正へ?

黒川氏はお金を公共化すると格差拡大の是正になると言っているようです。

これは真面目そうな話ですが(陰謀論者は真面目な内容も少し入っているのが特徴です)、ここも難しいところかなって思いますね。

結局お金を政府が発行出来たとしてもその国家が経済的に弱いとその通貨は国際間では流通しない、使えないんですね。未だにドル決済が世界中で多いのは弱小国家の通貨がゴミだと思われているからです。信用がないということです。

ですから日本が勝手に通貨をバンバン発行してGAFAなどの大企業に対抗して「格差縮小だ」とか言ってもそもそもお金の問題ではありません。フェイスブックとグーグルが支配的なのはインターネットのプラットフォームを独占しているからでしかもそのプラットフォームが何十億人も利用していてそこに広告枠を作るとめっちゃ儲かるという凄く単純な話です。

そういうことなのでお金を公共化することだけでは大企業が推進する格差拡大に対抗できるとは思えません。正直、格差拡大には余り関係がないのでは?

もっとも現状のようにお金が無い層が日本でも拡がっていて貧困対策としてお金をばら撒くために政府が紙幣を発行するということであれば一定の効果は見込めるでしょう。ただその際にも別に政府紙幣とか気張らなくても日本銀行に国債を直受けさせてコンピュータ上で数字を移動させるだけで政府にお金が入ってきますしそれをベーシックインカムでばら撒けば良いと思います。

いずれの方法でも「通貨発行」という意味では同じなんですけど右系の人達が「MMT」とか言い出したのがそもそも失敗の原因かもしれませんねぇ。右系が「MMT」とか言い始めたのは彼らが発言力が弱いので外国人の権威を頼ろうとしたことが始まりであると考えられます。

あとは政府紙幣だと実際に紙幣を大量に印刷しないといけないのでとても大変そうです。政府紙幣とか軽く言う人は多いのですが実際やるとなるとどうやったら良いんだろうかなって思いますよねぇ。

多分黒川氏は一切そういうことを考えずにケネディーやリンカーンが昔政府紙幣をチャレンジして殺されたという陰謀論的な話を元に言ってるんでしょうけども、本気であなたが政府担当者になって具体的にやるとしたら政府紙幣ってどうやって発行して国民にわたすのかを考えたことがあるんでしょうか?

陰謀論は今では陳腐化してしまいましたし二番煎じにならざるを得ないと思いますね。一周遅れは否めませんがなぜか支持が拡がっているのは不気味と言えば不気味な現象ですね。

ただ凄いなって思うのはこれでも地方選挙で実際に勝っているし(地道な選挙活動があったのかもしれませんが)再び国政にもチャレンジしようとしているところですね。どうなるんだろうかちょっと分かりませんけども、政治をやっていくのであれば黒川さんはもう少しマトモな人にならざるを得ないでしょう。